Nori Tohyama

Nori Tohyama

20190407

 

日本人にとっては、F1のヘルメットも注目すべきトピック。

 

上写真はマックス・フェルスタッペンのヘルメット。

 

こうして日本メーカーであるArai製ヘルメットが多くのトップドライバーに愛用されている事実は、とても誇らしいことです。

 

しかし、異変が。

 

写真の通り(分かりにくいから下で見分け方解説します)、今年からマックスがシューベルトヘルメットに変更。

 

なにが起きたのかとずっと不思議だったんだけれどもこんなニュースが。

 

ヘルメットの形状の差による空力への影響を嫌うというF1の緻密さもすごい話。

 

伝統的にレッドブルはArai推しだしフェラーリはシューベルト推しだったりするのは有名だったりします。

 

 

さて、ここからやっと本題。

 

ヘルメットの見た目の話。

 

ただのカッコよさだけで語ると、シューベルトヘルメットは形状も固定金具もかなりイケてたりします。

 

少し古い写真だけど、こちらは王者ロズベルグのヘルメット。

 

アゴの周りが少しとんがっていて普通の球体形状じゃないのが未来感あります。

 

あとココが一番の識別点。バイザーの真ん中に配置された固定用クリップ。

 

バイザーを開けた時に、このクリップがピコンと飛び出すのがメカニカルでとてもカッコイイ。

 

 

フェラーリ時代のライコネン。冴え渡る全身赤白黒の好バランス。

 

そして、一点その存在を主張するバイザー中央の固定クリップ。

 

嗚呼、カッコイイ。

 

こちらはシューマッハ。

 

顎まわり(本人のアゴじゃなくてヘルメットね)の特徴的な形状。

 

ヘルメットのボトムラインが顎にかけて一段下がるのもシューベルトの特徴ですね。これまた洗練されていています。

 

そして、言うまでもない、バイザー中央にある固定クリップ。

 

バイザー開けた時にチョコンと伸びるコレです、コレ。

 

 

……というわけで。

 

以上がシューベルトヘルメットの見分け方。

 

Arai編、BELL編も機会があれば是非とも。

【特集】エミレーツ国立自動車博物館。

20200313

 

1:博物館外観。

 

 

アブダビ市街から車で40分くらい。とにかく砂漠を突き進み。目の前に現れるこの奇妙な光景。

 

そびえ立つピラミッドと、砂漠のど真ん中になぜか航空機。

 

 

入り口で1000円くらい払って敷地内にはいるとこんな感じ。

 

あまり手入れされてない駐車場、その真ん中に誇らしげにたたずむでっかい地球型のクルマ。中に人が乗れるらしい。来場者をまず驚かせるサプライズらしい。

 

まったく興味をひかれなかったのでとりあえずスルー。

 

 

こっちには世界一でかいジープ(飾りじゃなく実際に動く)。

 

 

ちなみに、奥に見えるでっかいプレハブ小屋も牽引式キャンピングカー。東京にある一軒家よりも確実にデカイ。

 

これらも容赦無くスルー。

 

 

博物館入り口に放置されていたのは、メルセデス350SEL。

 

いつもと少し雰囲気が違うのは、オシャレな足元のせい。夜の銀座でもしっかりと個性を発揮する絶妙なハミタイ具合。

 

 

 

2:博物館内部へ。

 

もう中に入らないで帰ろうかなと思ったんだけど、一応ピラミッドの中へ。

 

そしたら一転。

 

すごいったらアリャしない。

 

 

この所蔵台数。イケてるディスプレイ方法(マジで凄い!)。

 

主には古いアメ車を中心とした内容で、年代ごとに並べられたその光景は圧巻。

 

 

いやー、すごい。

 

 

うんうん。スゴイスゴイ。

 

けれども。ボクがこの辺まったく詳しくないので細かいハナシは割愛。

 

 

 

3:ザ・石油王なメルセデスが最高すぎる。

 

さて、ここからが本番。

 

エミレーツ国立自動車博物館のピラミッドのなかで一番のホットポイントがメルセデスコーナー。だってこの状態⬇︎だもんね。

 

 

虹色に輝く560SEL。

 

この光景をみて思い出した。そういえば小学生のころに「どこぞの砂漠の国王がベンツの最上級モデルを虹色で揃えてる」みたいな話を聞いてビックリした記憶があるもの。

 

それが目の前にあると思うとなかなかの感動。

 

 

内装までフルコーディネート。

 

 

サイドマフラー&オバフェンなどといったさり気ないセンス。奇抜カラーリングだけに頼らないディテールも胸アツ。

 

 

上は闇金仕様のSEL500。

 

下は配色の妙で魅せるSL。

 

 

レインボーカラーとゴールドクロームの色使いはオシャレ上級者テク。

 

 

少し地味だけど、東京のミリオネアにおすすめしたいのが⬇︎。

 

 

W220 Sクラスのオープン。2010年に1億5000万円で特別販売されたマイバッハ・ランドレー(下写真)を先取りしたかのような一台。

 

 

こういうビミョーなクルマ(上写真)が、国立を名乗る博物館に、素晴らしいディスプレイの中で鎮座。

 

クセの強さがとても異次元。

 

 

 

4:実は全部がとある人物のプライベートコレクション

 

最後を飾るのはコレ。

 

 

世界一大きいダッジのトラック。前にちょこんと置いてあるのが普通のやつ。車体の下の階段を使ってきちんとクルマにも乗れるようになってる。

 

少し真面目な話をすると。

 

デカいトラックの後ろに肖像画が飾られてることにピンと来る人もいるかもだけど。

 

この博物館にあるクルマの数々は、もともとはハマド・ビン・ハムダン・アル・ナヒヤーン氏のプライベートコレクション(ナヒヤーン家はアブダビ首長)。

 

偉大な功績を残し、レインボー・シェイク(シェイクは首長の意味)と呼ばれたそうで。そんなエピソードを知ると、あの虹色メルセデスに隠された想いも見えてくる。

 

 

デカさにこだわり。

 

虹色にこだわり。

 

クルマ選びもどこか一般とはズレた選球眼で。

 

少し変。でも滲み出るクルマ愛。そこが魅力のエミレーツ国立自動車博物館。

 

今よりももっと昔。まだ中東の国が謎めいていた時代。そんな時に砂漠のど真ん中で繰り広げられていた「豪華絢爛アラビアン国王ライフスタイル」を今に伝えるかのような。

 

(おしまい)

 

◆Text : Nori Tohyama

 

 

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