Nori Tohyama

Nori Tohyama

20190408

 

「一番かっこいいF1マシンは?」

 

と聞かれると選択肢がありすぎて答えられないけれど、「一番綺麗なF1マシンは?」という質問なら即答できる。

 

マクラーレンMP4/5B。

 

1990年。ホンダV10エンジンを搭載し、アイルトン・セナがドライブし、そしてチャンピオンを獲得したマシン。

 

 

この綺麗なカタチ。

 

ノーズからはじまるラインが、コクピットまでまっすぐ駆け上がり、エンジンカバーは必要最小限の三角形を描き、そのままリヤに収束していく。

 

フロントからリヤまでの各ポイントを、最短距離の直線で結んだだけのシンプルなライン。

 

「これ以上にシンプルにF1のカタチを描くことはできない」というくらいにミニマム。

 

嗚呼、カッコイイ。

 

 

シーズンは終盤、第15戦鈴鹿。

 

年間王者を争うのはマクラーレンのセナと、フェラーリのプロスト。

 

運命の予選は、セナ1位。プロスト2位。

 

世界が注目する決勝、そのスタートで事件は起きた。

 

グリーンシグナルからわずか8秒後。1コーナーの入り口で、ほぼ全開状態のままセナがプロストに激突。

 

2台ともグラベルへと消えた瞬間に、セナのチャンピオンが決定。

 

 

まさに刹那の衝撃的エンディング。

 

 

 

F1史、人類史に残る大事件を引き起こしたマシンとしても(むしろマシンは巻き込まれただけ?)、永遠に語り継がれる一台であったりします。

 

【特集】AMG GT 63 S

20200817

ふむふむ、AMG GT 63 Sね。

 

出た時はその4枚ドアクーペって立ち位置から「CLS 63と何が違うの?」って思ったけど、全然違うね、すべてが、もう。

 

街で見て思ったもんね、「AMG GT 63、デカッ」って。

CLS 63と比べると、

全長 x 全幅 x 全高で

4995 x 1880 x 1410(CLS 63)

5054 x 1953 x 1447  (AMG GT 63 S)

 

だから全然違うね。

 

カッコはいわゆるパナメーラみたいな感じ、LS(レクサス)も現行はこんな感じだよね。

Bピラー以降の傾斜が激しいから、さすがにリアシートのヘッドスペースは広いとは言えないけど、ラピードよりかはマシかな、ラピード乗ったの昔だから覚えてないけど。

さっそく乗ってエンジンかけたら、結構な図太いサウンド。

ステアリングに付いてるリングをコチコチッと回すとレースモードも選べる。軽くレーシングかましたら『ズボボーン ッバリバリバリ〜ッ』ってマフラー変えたランボルギーニ みたいな音した、「これで純正なの!?」って思っちゃった(イイ意味で)。

走り出してしばらくしたら、もうこれが4枚ドアのクルマだってこと、忘れちゃってた。だってエンジン特性とかステアリングの感じとか、まんまスポーツカーみたいなんだもん、詳しいことはよくわかんないけど。調べてみたら、4枚ドアだとニュル最速なんだね、AMG GT 63Sって。そりゃ速いわけだわ。

はっきり言って、これまで乗ったクルマの中でもっともスポーティな一台。『もっともスポーティな4枚ドアの一台』じゃないよ、2枚ドアのクルマも含めて、だよ。それくらいスポーティ。

で、考えてみたんだけど、きっとその理由はAMG GT 63 Sって、『アリものの4枚ドアをパワフルに仕上げた』んじゃなくて、『イチからパワフルな4枚ドアを作った』んだよね、たぶん、よく知らないけど。

 

だからさ、S 63とかとは根本的に違う(んじゃないかなと思う)。

 

 

パワーだって639馬力だってさ。

 

0-100km/hの3.2秒ってGT3より速いんじゃないの?

 

 

思ったね、世界最強の4枚ドア車はAMG GT 63 Sだ、って。

 

S63だってそりゃイイけど、スポーティさで言えば全然AMG GT 63 Sよ。リアシートに大人が座らないならファミリーカーとしてもパーフェクト。これならポルシェから乗り換えても全然ガマンできるよ。

991 GT3あたりでブイブイ言わしてたけど、子供が出来たから降りよ、そんな人にもパーフェクトだね。これならマジ、スポーツカーいらずよ。

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