復活のゴーロクマル

20190926

特集.  シリーズ メルセデス

 

 

ボクは案外、王道が好き。

 

愛車はドイツ製だし、腕時計はスイス製。

 

HUBLOTしてランボルギーニ乗ってる人がトガっているなら、ボクは完全に安定王道派。

 

セダンの王道と言えば、それは当然メルセデス・ベンツSクラスとなる。王道とはつまり、みんなの指標となり目標となること。 セルシオは7シリーズ目指して作ってないだろうし。もうセルシオ無いけど。  

 

 

さて、Sクラス。「"ゴーロクマル"が復活した!」 、S560e Longと聞いた時、そう思った。ゴーロクマルとはW126系560SEL/SEC。ボクが知ってるのはSELにSEC顔カマして、とかの時代(その頃小学生だったけど)、一番コワくて一番イケてた時代だと思う、『ベンツのデカイの』が。だからゴーロクマルという名前こそSクラスに相応しいと思ってる。

 

 

ちなみに、別に560SELが復活したわけじゃなくて、前期がS550だから後期はS560ってコトらしい。

 

乗ってみて車内でまず目に付いたのが、助手席側ダッシュに貼られたダイヤモンドステッチ。完全に好みが分かれるだろうけど、ボクは好き。エスのゴーロクマル乗るならコレくらいゴリつかないと。スッキリおしゃれが好みならカングーでも乗っててって。 シルクベージュで統一されたインテリアもオシャレで最高。

 

 

S560eは、そのeの文字からもわかる通りプラグイン ハイブリッド モデル。つまりエンジンとモーターを搭載していて、エンジンはガソリンで、モーターは走行中にチャージするかあるいはプラグインで充電できるってわけ。

 

 

知ってる人もいると思うけどボクはアンチモーター派。『エンジン付いてないクルマを、クルマと呼ぶんじゃない!』とまで思ってる。電車じゃん、て。特にテ◯ラ。  

 

だから、S560eに備わる4つのモードのうち、エンジンとモーターを勝手に使ってくれるHYBRIDしか使う気がなかった。だってエンジンがメインに仕事してくれればイイし。

 

 

HYBRIDモードで踏んでみると、いわゆる”普通の速いハイブリッド“の加速をする、つまりクルマとしてはメチャクチャ速い。ボクはパワーは400馬力を一つの区切りと考えていて、それ以上のパワーがあれば普通の人は絶対に不満が出ないレベルだと思ってる。ちなみにS560eは3リッターV6エンジンが367馬力、モーターが122馬力で、それらを合わせた最高出力が476馬力(単純に足し算てわけじゃないのね)です、はい。そりゃ速いわけだ。停止状態から車線変更して加速したいって時に、一拍入るレスポンスの悪さだけは気になったかな。

 

HYBRIDモードしか使う気なかったんだけど、まぁせっかくだから他のモードも試してみよう。ふむふむ、E-MODEはモーターだけで走る、か。

 

なんやコレ、加速はむっちゃスムースでかつ速くて静かで振動も無いやんけ! 最高やん!! うおぉぉ、未来だぜ!モーター最高!!

 

 

E-SAVEモードはバッテリーをあまり使わず、CHARGEモードはエンジンのみを使ってバッテリーを充電するみたい。なるほど、速いは速いけど『+モーター』みたいな加速はしないし、速さも音も振動も従来のV6エンジン、って感じ。モーターに慣れちゃったからかもしれないけど、メルセデスのエンジンてこんなにうるさかったっけ、とまで思ってしまうほど。それほどまでにモーターは静かで速く振動もない。

 

で、またHYBRIDモードにして街を流してみる。基本的にはモーターで走ってて、静かで速くてスムースでとても快適。ある時、信号が青になったのでアクセルを踏んだ時、モーターではなくエンジンが介入してきた。モーターのスムースさに(数時間で)慣れてしまっていたボクは、「いまどきエンジンかよ…」と思ってしまった、コレほんとに。数時間前まで「モーターなんて電車だろ」と思っていたボクが。

 

しばらくE-MODEで未来の走りを堪能し、バッテリーが無くなってきたらCHARGEモードに、なんてことも楽しくなってきた。

 

 

「Sクラスだしお高いんでしょう?」と思ったら、なんと1670万円だというじゃないですか!え、安い!と思った。知らないで乗ってたからてっきり2300万円って感じかと思ってた。うーむ、考えてみたら当たり前だけどS63より安いのか。とてもお買い得な気がする。

 

 

協力. メルセデス・ベンツ日本株式会社

 

【特集】AMG GT 63 S

20200817

ふむふむ、AMG GT 63 Sね。

 

出た時はその4枚ドアクーペって立ち位置から「CLS 63と何が違うの?」って思ったけど、全然違うね、すべてが、もう。

 

街で見て思ったもんね、「AMG GT 63、デカッ」って。

CLS 63と比べると、

全長 x 全幅 x 全高で

4995 x 1880 x 1410(CLS 63)

5054 x 1953 x 1447  (AMG GT 63 S)

 

だから全然違うね。

 

カッコはいわゆるパナメーラみたいな感じ、LS(レクサス)も現行はこんな感じだよね。

Bピラー以降の傾斜が激しいから、さすがにリアシートのヘッドスペースは広いとは言えないけど、ラピードよりかはマシかな、ラピード乗ったの昔だから覚えてないけど。

さっそく乗ってエンジンかけたら、結構な図太いサウンド。

ステアリングに付いてるリングをコチコチッと回すとレースモードも選べる。軽くレーシングかましたら『ズボボーン ッバリバリバリ〜ッ』ってマフラー変えたランボルギーニ みたいな音した、「これで純正なの!?」って思っちゃった(イイ意味で)。

走り出してしばらくしたら、もうこれが4枚ドアのクルマだってこと、忘れちゃってた。だってエンジン特性とかステアリングの感じとか、まんまスポーツカーみたいなんだもん、詳しいことはよくわかんないけど。調べてみたら、4枚ドアだとニュル最速なんだね、AMG GT 63Sって。そりゃ速いわけだわ。

はっきり言って、これまで乗ったクルマの中でもっともスポーティな一台。『もっともスポーティな4枚ドアの一台』じゃないよ、2枚ドアのクルマも含めて、だよ。それくらいスポーティ。

で、考えてみたんだけど、きっとその理由はAMG GT 63 Sって、『アリものの4枚ドアをパワフルに仕上げた』んじゃなくて、『イチからパワフルな4枚ドアを作った』んだよね、たぶん、よく知らないけど。

 

だからさ、S 63とかとは根本的に違う(んじゃないかなと思う)。

 

 

パワーだって639馬力だってさ。

 

0-100km/hの3.2秒ってGT3より速いんじゃないの?

 

 

思ったね、世界最強の4枚ドア車はAMG GT 63 Sだ、って。

 

S63だってそりゃイイけど、スポーティさで言えば全然AMG GT 63 Sよ。リアシートに大人が座らないならファミリーカーとしてもパーフェクト。これならポルシェから乗り換えても全然ガマンできるよ。

991 GT3あたりでブイブイ言わしてたけど、子供が出来たから降りよ、そんな人にもパーフェクトだね。これならマジ、スポーツカーいらずよ。

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